『この1冊ですべてわかる 広告の基本』(波田 浩之 著、日本実業出版社) をよみました。
「この1冊ですべてわかる」シリーズ、とてもおもしろーーーーい。
こういう「わかる」シリーズってやさしすぎてつまんないのが多いのですが、しっかりしたつくりで、ちゃんとおべんきょうしたいひとにも向いています。
本書では、表題のとおり、広告業界や広告全般について、くわしく述べられています。ネット企業も広告の世界は切っても切り離せないので、おべんきょうしてみるのもよいかなと。
とてもおもしろいと思ったのが、電通4代目社長 吉田秀雄が提唱した「電通鬼十則」。みなさんはごぞんじかも・・。
以下、「電通鬼十則」を抜き出します。
「
●電通鬼十則
一、仕事は自ら「創る」べきで、与えられるべきでない。
二、仕事とは先手先手と「働き掛け」ていくことで、受け身でやるものではない。
三、「大きな仕事」と取組め、小さな仕事は己を小さくする。
四、「難しい仕事」を狙え、そして成し遂げるところに進歩がある。
五、取組んだら「放すな」、殺されても放すな、目的完遂までは・・・。
六、周囲を「引きずり回せ」、引きずるのと引きずられるのとでは、永い間に天地のひらきができる。
七、「計画」を持て、長期の計画を持っていれば、忍耐と工夫と、そして正しい努力で希望が生まれる。
八、「自信」を持て、自信が無いから君の仕事には、迫力も粘りも、そして厚みすらがない。
九、頭は常に「全回転」、八方に気を配って、一部の隙もあってはならぬ、サービスとはそのようなものだ。
十、「摩擦を恐れるな」、摩擦は進歩の母、積極の肥料だ。でないと君は卑屈未練になる。
」(表記原文ママ)
・・・どうです。おもしろいでしょう。やるきがでますよね。
自らを引き締めるために、書き残しました。
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