社会を変える2冊

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さいきんとってもよい本に出会いました。

 まだ読み切れてないんですけどね。


『誰が世界を変えるのか - ソーシャルイノベーションはここから始まる』(フランシス ウェスリー 著, ブレンダ ツィンマーマン 著, マイケル クイン パットン 著, エリック ヤング 著, 東出 顕子 訳、英治出版)

「犯罪、いじめ、ホームレス、差別、貧困、環境破壊・・・
世の中のさまざまな問題に対して、私たちは、いったい何ができるだろう?
それぞれ自分にできるたった一つの方法で行動を起こし、 社会を大きく変えた人々の物語。

◆人は誰でも、世の中の現実に不満や疑問を抱くことがある。
身のまわりの世界を、よりよいものにしたいと望む瞬間がある。
だが、私たちは、社会を変えるのは一握りの偉大な人々だと
考えがちだ――が、そうではない。世の中の変化は、時代の流れは、
意外なところで生まれるのだ。

◆ソーシャルイノベーション――劇的な社会変革は、物事を
個別に見ることをやめ、社会のシステムを構成するさまざまな
要素間の関係をつかむことから始まる。この「システムと関係」の
レンズを通して、本書は人と人、個人と集団、人と社会の間に
ひそむ関係性のルールを明らかにする。

◆犯罪を激減させた“ボストンの奇跡”、HIV/AIDSとの草の根の闘い、
いじめを防ぐ共感教育プログラム、失業・貧困対策、自然保護、
障害者支援……それぞれの夢の軌跡から、コミュニティを、
ビジネスを、世界を変える方法が見えてくる。インスピレーションと
希望に満ちた一冊。 」(アマゾン内容紹介より)

 英治出版は、ソーシャル・イノベーション系の本をいっぱい出しています。ひそかにお気に入りの版元なのでした。夢に満ちていますね。本書のなかで「マギル・デュポン・ソーシャル・イノベーション・シンクタンク」の話が出てくるのですが、ちょうどデュポンの求人で「コーポレート・スチュワードシップの担当者」というものを見かけて、面白そうな仕事だなと思ったところでした。デュポンは環境保護や社会貢献の取り組みにも熱心な会社のようですね。


● 『世界を変えるビジネス―戦略的な社会貢献活動を実践する20人の経営者たち』 (マーク・ベニオフ 著, カーリー・アドラー 著, 齊藤 英孝 訳、ダイヤモンド社)

「社会貢献活動を社風と一体化し、それを成功するために邁進するCEOの姿を描いた本。社会も企業も従業員も社会貢献活動から、途方もない恩恵を受けているという事実に新鮮な感動を覚える本。 」(アマゾン内容紹介より)

こちらはもっと「企業寄り」に書かれている本です。いかに戦略的に「社会貢献活動」を行っていくか。

会社が小さかったり、経営状態が厳しかったり、サラリーが安かったり、いろんなことがあるだろうけど、「このひとと一緒に頑張れば、社会がよくなる」と思えばこそ、頑張れる。
たとえ思い込みに過ぎなかったとしても。そういう夢や希望がなければ、一緒には働けない。

目次はこんな感じです。
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序言
CECP(企業の社会貢献活動推進委員会)エグゼクティブディレクター
チャールズ・H・ムーア
社会への還元は、企業と社会の両方の利益になる
それはもはや会社ロゴの話ではない
社会貢献活動が利益を減少させるのなら、なぜ企業はそれを行うのだろう
企業の社会貢献活動におけるCEOの役割とは
新たな段階に移る企業の社会貢献活動
世界を変えるビジネス、今、行動のとき

はじめに マーク・ベニオフ
社会奉仕の重要性を企業文化に染み込ませる
企業の社会貢献活動にかかわる財団は毎年、その活動に米国だけで三〇〇億ドルを注ぎ込んでいる

謝辞


第1章 家族の伝統
[ハズブロ(米国最大手玩具メーカー)]
玩具の倫理的な製造の世界標準を策定

なぜ慈善事業を行うのか?
ハズブロ会長●アラン・G・ハッセンフェルド
おかしくなった世の中の変えるのは女性
企業の社会貢献活動について、私が嫌悪していること


第2章 創業者の遺志の継承
[UPS(国際貨物航空会社)]
四半期ではなく四半世紀で経営を考える

ジム・ケーシーの思い出
UPS会長兼CEO●マイク・エスキュー
私たちは神を信じ、それ以外のあらゆることを測定する
小切手のインクよりも、指の爪の下に残ったわずかな土の方が力がある
多様性は会社を豊かにする


第3章 どうやってブーツを作りつつ世界を救うのか
[ティンバーランド(カジュアルウェアブランド)]
非営利団体「シティーイヤー」の創設を支援

強みを分かち合う
ティンバーランド社長兼CEO●ジェフリー・シュワルツ
奉仕は事業の一部


第4章 ダイレクトアプローチ
[デル(コンピュータメーカー)]
デルの魂

責任ある行動からの見返り
デル創業者兼会長●マイケル・S・デル
デル社長兼CEO●ケビン・B・ローリンズ
米国社員の五〇%以上、管理職の三分の一以上が女性とマイノリティ


第5章 最も重要な資産の管理
[シチズンズ・ファイナンシャルグループ(銀行)]
与えれば与えるほど、得るものは大きい

「クレド(信条)」に沿って生きる
シチズンズ・ファイナンシャルグループ
会長兼CEO兼社長●ラリー・フィッシュ
シチズンズ銀行のクレド(信条)


第6章 業績に左右されない社会貢献
[リーバイ・ストラウス&カンパニー(ジーンズ・メーカー)]

理念を通した利益
リーバイ・ストラウス&カンパニーCEO●フィル・マリノー
当社には四つの中核的な価値がある。それはおもいやり、独創性、誠実さ、勇気である
従業員による従業員のための財団、レッドダブ財団


第7章 技能の伝承
[マイケル・ミルケン(投資家)]
医療を変えた男

人的資本への投資
投資家、慈善家、ミルケン・インスティチュート理事長●マイケル・ミルケン
真剣に取り組むべき教育と医療への投資
効果的な慈善団体を構築するための五つの鍵


第8章 成功の要素
[セーフウェイ(スーパーマーケットチェーン)]
違いをもたらす―暮らしの成分
セーフウェイ社長兼CEO●スティーブ・バード
地域への貢献が、アイデンティティを確立する


第9章 健全な選択
[グラクソ・スミスクライン(製薬会社)]
商取引の枠を越えて
グラクソ・スミスクラインCEO●ジャン・ピエール・ガーニエ
責任ある行動を取るということ


第10章 未来を予測し変化を起こす
[インテル(半導体メーカー)]
優先順位は、一に教育、二に教育、三に教育

未来に向けた教育
インテル会長●クレイグ・バレット
若者はみな、数学・科学・工学の素養を身につけなければならない


第11章 ひとへの奉仕を最優先に
[スターバックス(コーヒーストア・チェーン)]
素晴らしい「経験」を提供できる場

指針に導かれて
スターバックス社長兼CEO●ジム・ドナルド
スターバックスの六つの行動指針


第12章 会社と社会をつなぐ
[シスコシステムズ(ネットワーク機器メーカー)]
社会にネットワークをつくる
シスコシステムズ名誉会長●ジョン・モーグリッジ
ジョン・モーグリッジの社会貢献活動を成功させるための七つの戦略


第13章 地域社会に構築するホスピタリティ
[カールソン・カンパニーズ(旅行関連サービス)]
創設の父たち
カールソン・カンパニーズ会長兼CEO●マリリン・カールソン・ネルソン
会社の評判は業績にとって、お金と同じように重要だと信じている


第14章 日本で企業の社会的責任をリードする
[日本電気(NEC)]
地域社会に力づけられて
NEC副会長 故・金杉明信
社会の課題解決に積極的に貢献することで、自分自身の職業人生がより実りの多いものになった


第15章 変革のためのフォーラムの創造
[世界経済フォーラム]
持続可能な資本主義
世界経済フォーラムおよび社会起業のためのシュワブ財団創設者●クラウス・シュワブ
持続可能な資本主義の鍵となるのは、利益を最大化するのではなく、妥当な利益を得ることである
「トップダウンはうまくいかないが、ボトムアップでは不十分だ」という言葉がある


第16章 日々の慈善活動
[ワーキングアセッツ(クレジットカード、通信事業)]
良心ある消費者運動
ワーキングアセッツ共同創業者・会長兼CEO●ローラ・シャー
請求書自体が社会活動のためのニュースレターになっている


第17章 社会貢献活動の革命
[レボリューション(ベンチャー持ち株会社)]

事業と慈善活動のハイブリッド型アプローチ
AOL共同創業者、レボリューション会長兼CEO、ケース財団理事長●スティーブ・ケース
活動を統合する三つの柱


第18章 世界の証人
[ピーター・ガブリエル(ミュージシャン)]
世界中の人権侵害の犠牲者と会う中で、ピーターはウィットネス設立のヒントを得た

世界の声
ミュージシャン、起業家、人権活動家●ピーター・ガブリエル
映像の助けが必要な状況は無数に存在する

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このブログ記事について

このページは、Masahiro Ohkuboが2008年10月 6日 05:55に書いたブログ記事です。

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