マーケティング本その他

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マーケティング本、その他。メモです。
読んだら感想を書きます。

『芸術の売り方――劇場を満員にするマーケティング』(ジョアン シェフ バーンスタイン 著、 山本章子 訳、英治出版)

「芸術・文化事業を成功に導くマーケティングを明快に語る クラシック音楽、演劇、オペラといった芸術ビジネスの市場は縮小する一方だと言う人がいる。余暇の過ごし方の多様化や競争の激化、若者の芸術離れを嘆く人もいる。だが、本当にそうだろうか? 今日、多くの芸術団体が苦境にさらされている元凶は、作品の問題ではなく、マーケティングの不足ではないだろうか。世界には、効果的なマーケティング戦略によって観客数の劇的増加を実現した団体がいくつもあるのだ。 本書は、基本的・現代的なマーケティング戦略を活用し、芸術ビジネスを成功に導く効果的な方法を提示する。ロサンゼルスの「カジュアル・フライデー・コンサート」、ロンドンで大人気の「クラシック着信音」や「スーパーマーケット交響曲」、ピッツバーグの「大騒ぎオーケストラ」など、世界各地の楽しい事例を満載。 」


『コモディティ化市場のマーケティング論理』(恩蔵 直人 著、 有斐閣)


出版社/著者からの内容紹介
「技術革新,規制緩和,グローバル化が進む今日。企業の製品開発や生産能力は次第に均一化され,同じ水準での競争が展開されつつある。このような状況下で供給される製品・サービスは差別化がますます困難になり,顧客側からみても,本質的な部分で違いを見出しにくくなっているといえるだろう。こうした状況を「コモディティ化」と呼ぶ(「コモディティ」とは日用品という意味であるが,差別化されるべき製品においても,一般日用品のように差別化が難しい状況を指している)。
 このような「コモディティ化」した現代の市場を踏まえたうえで,企業はどのように戦略を構築し,さまざまな組織的課題を解決していけばいいのか? この最重要課題の解決に向けて,伝統的マーケティング論理からの発想を転換し,新たなパラダイムの全体像を描き出す。 」

出版社からのコメント
製品やサービスの「コモディティ化」は,私たち一般消費者でも日常の中でもさまざまに実感できると思います。自動販売機のお茶やビールにも色々なブランドが付いていますが,本質的な味や効能などに違いを見出すことは困難になりつつあります。デジカメなどでも,一定以上の画素数で差別化を実感させることは困難なように思います。500万画素画素と1000万画素の違いをどこまで認識できるでしょうか? 企業側からは十分に差別化しているつもりでも,顧客はほとんど違いを認知できないというケースはかなり多いように思います。

 そのような,差別化が非常に困難な現代において企業はどのようなマーケティング戦略を練っていけばいいのでしょうか。製品の微妙な機能においてイノベーションを繰り返していくだけでは,顧客が違いを認識できず,収益性につながらない可能性が高いという話もあります。

 本書は,従来からいわれてきたマーケティング論の発想を転換し,コモディティ化した市場に対応するための新しい視点を提示することでこの問題の解決に挑みます。ぜひご一読下さい。 」


『アート戦略都市 EU・日本のクリエイティブシティ』(吉本 光宏 著、国際交流基金 著、鹿島出版会)

「「創造都市(クリエイティブシティ)」として世界が注目するEU各国の最新事例をセレクト。日本での展開する姿とともに、アーティストの眼と都市政策の観点から戦略を探る。 」

内容(「BOOK」データベースより)
「アートが都市の生命力となり、荒廃した街が甦った―。文化の力で未来を創造するクリエイティブシティ。その実態と戦略をアーティストの眼と都市政策の観点から探る。 」


『コトラーのホスピタリティ&ツーリズム・マーケティング』(フィリップ・コトラー 著、ジョン・ボーエン 著、ジェームス・マーキンズ著、 白井 義男 訳、平林 祥 訳、ピアソン・エデュケーション)


「7ヶ国語で翻訳されている代表的なテキストの日本語版。本書は、ホスピタリティ・ビジネスの重要要素であるマーケティングにおいて、マーケティング活動に企業のあらゆる人材が参画しなくてはならないのは何故なのか、どのようにして参画すべきなのかを解りやすく紹介する。 」

内容(「BOOK」データベースより)
「マーケティングの世界的権威のひとりであるフィリップ・コトラーと、ホスピタリティ・マーケティングのエキスパートであるジョン・ボーエンおよびジェームズ・マーキンズによるホスピタリティ業界に関する知識を凝縮したのが、本書Marketing for Hospitality and Tourism,Third Editionである。本書は、3人の著者の豊富な知識に裏打ちされた、実践的なテキストとなっている。ホスピタリティ業界の入門者にも、経験豊かなマネジャーにも役立つ本書は、ホスピタリティ・マーケティングにおける意思決定の基盤とノウハウを読者に提供するはずだ。ホスピタリティ・ビジネスの重要要素であるマーケティングにおいて、マーケティング活動に企業のあらゆる人材が参画しなくてはならないのは何故なのか、どのようにして参画すべきなのかを紹介する。 」


『グラミンフォンという奇跡 「つながり」から始まるグローバル経済の大転換』(ニコラス サリバン 著、東方雅美/渡部典子 訳、英治出版)

「携帯電話」が世界を変える。いま最も注目すべき「世界の動き」を描いた感動のドキュメント!

「アジア・アフリカの発展途上国で、携帯電話が急速に普及している。その波は、これまで電気すら通っていなかったような地域、1日2ドル未満の所得で生活する「貧困層」の人々にまで及ぶ。

携帯電話によって、経済・社会全体がダイナミックに変化しはじめた。情報通信が活発化し、農業も工業もサービス業も一気に発展。アフリカの「貧困層」の人々が、ケータイで買い物をしているのだ!

だが、なぜ、そんな「貧しい」人々に、携帯電話が広まったのか?

物語は、世界でも最も貧しい国の一つ、バングラデシュから始まる。

戦争で荒廃した祖国の発展を夢見る起業家イクバル・カディーアは、バングラデシュでの携帯電話サービス立ち上げを考え、ただ一人、さまざまな企業や投資家に、その夢を説いて回る。

彼の夢に共鳴し、協力を申し出たのは、2006年ノーベル平和賞を受賞したグラミン銀行の総裁、ムハマド・ユヌスだった。

さらに、ノルウェーの電話会社、ジョージ・ソロスら米国の投資家、日本の総合商社・丸紅、NGO、そして現地の人々・・・夢は多くの人や企業を巻き込み、「グラミンフォン」が誕生する。
その衝撃は、アフリカ・アジア各国に、野火のように広がっている。

生活が変わり、ビジネスが生まれ、経済が興り、民主化が進む。「貧困層」として見捨てられてきた、30億人の人々が立ち上がる。世界が、大きく変わり始めた。

その全貌をドラマチックに描いた、衝撃と感動の一冊。」


『コトラーのプロフェッショナル・サービス・マーケティング』(フィリップ・コトラー 著、トーマス・ヘイズ 著、ポール・ブルーム 著、白井 義男 訳、平林 祥 訳、 ピアソン・エデュケーション)


医療機関、会計事務所、法律事務所、経営コンサルタントなどのプロフェッショナル・サービスのための、実践的なマーケティング戦略とテクニックを提供する。

内容(「MARC」データベースより)
実践的なマーケティング戦略とテクニックを提供する一冊。医療機関、会計事務所、法律事務所、経営コンサルタントなど、プロフェッショナル・サービスを提供する人々が現代の競争市場で生き残るための指針を網羅する。


『ウィキノミクス マスコラボレーションによる開発・生産の世紀へ』(ドン・タプスコット/アンソニー・D・ウィリアムズ 著、井口 耕二 訳、日経BP社)


不特定多数に開かれたもの造りが始まった。「フラット化」の次に来る、真のもの造り革命である。ウィキノミクスの行動原理は四つ――オープン性、ピアリング、共有、グローバルな行動。活発な“事業エコシステム”として数十万(あるいは何百万)ものパートナーが協力するという、今まで夢でしかなかった生産の形態が登場しつつあるのだ。先行するP&G、ボーイング、BMW、レゴ、メルク、IBMはすでにその大きな配当を享受している。
この潮流の敗者たちは、「単にウェブサイトを立ち上げ」、「囲った“庭園”をつくり」、「自らのみで革新を進め」、「データとソフトウェアを頑なに守ろうとする」。しかし、この大波に乗じる勝者たちのほうは、「活気あるコミュニティを立ち上げ」、「開かれた“広場”をつくり」、「ユーザーを巻き込んで革新に取り組み」、「データとソフトウェアを全世界に公開してみせる」。そして、本当の変革はこれから始まるのだ。
目次から
第1章 ウィキノミクス
第2章 嵐のなかの嵐
第3章 ピア開拓者
第4章 アイデアゴラ
第5章 プロシューマー
第6章 新アレクサンドリア人
第7章 参加のプラットフォーム
第8章 世界工場
第9章 ウィキワークプレイス
第10章 コラボレーションの精神
第11章 ウィキノミクス攻略法を作ろう
※詳細な目次は「目次を見る」をご覧ください

著者について
ドン・タプスコット(Don Tapscott);
シンクタンク兼戦略コンサルティング会社New ParadigmのCEOとして企業、各国政府を相手に活躍中。長年、情報技術の進展と、ビジネス、経済社会、文化のかかわりを見つめ続けてきた。著書はベストセラー『Paradigm Shift』、『The Digital Economy』をはじめ多数。
アンソニー・D・ウィリアムズ(Anthony D. Williams);
New Paradigmのリサーチ・ディレクターを務めるイノベーションと知的財産分野のエキスパート。

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このブログ記事について

このページは、Masahiro Ohkuboが2007年12月16日 01:12に書いたブログ記事です。

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