いつもひとりぼっちが好きなわたし
企画の仕事になって、その性向がよけいに激しくなった
いちいちひとにあわせるよりも
自分の時間を大切に
そしてよりよいものを創りだしたい
そんな想いが強くなった
動物園や
美術館
博物館を
ひとりで歩いても ちっともさびしくない
むしろひとりでいることが 楽しいとさえ思う
わびしいなんて これっぽっちも思わなくて
胸いっぱいに想像をふくらませて
歩いた
ハタチノコロは、社会から転げ落ちて
ひとりぼっちになることが こわかった
クリスマスのひとりぼっちも こわかった
誰かひとりでも わたしをみていてと
むせび泣いた日々
でもいまは、ちっともこわくない
ひとりぼっちは 天からの授かりものとさえ思う
人通りの少ない路地を 落ち葉を踏みしめ
夜空を見上げる
白い息が かすかに立ちのぼり
うっすらと消えていく
わたしは、ゆっくりと ゆっくりと 歩き続ける
コメントする