編集時代は押し殺していた子供たちとの想い出が少しずつ浮かんでくる。
「せんせい、やさしさがにじみでてるよ」と、学級委員的な男の子に言われたことがあった。
べつにわたしは優しくも厳しくもない人間だけれど、
教室や、そのまわりが、愛で包まれるようにしたいと心がけていた。
そのような場をつくりさえすれば、きっと彼らが自分らしさをだして、
生き生きとしてくれるのではないかと信じていたのだ。
「じゃあ、愛ってなんなんだ?」といわれるとほんとうに困るけれど、
それでもわたしは、愛で包みたいと思った。
心がけだけで、それでいいんだと。
愛で包まれる日々
それが教室
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