ここ数日の合間をみつけて、野村克也監督の『巨人軍論』を読みました。
「職人気質の人間が多いプロ野球選手は、自分ひとりでうまくなったとか自分の力で勝てたと錯覚しがちである。だが、周りの人間は決してそうは思っていないことが往々にしてあるものだ。
その人間の価値や存在感は、他人が決めるのである。自己愛で生きている自分の評価より、他人が下した評価こそが正しいのである。だからこそ、謙虚さや素直さが求められるわけだが、であるならば指導者はそういうことを選手に理解させなければならない。そうした意識の積み重ねがチームプレーにつながっていくからである。」
あんまり線も引かず、さらりと読んでしまったのですが、ここのところは印象に残りました。有頂天にならずに、客観的に自分を見ることの大切さ。 わたしはいいときは有頂天になりますが、それ以外は自分を低く見てしまうタイプなので、現実から眼をそむけがち・・・。バランスが難しいんですよね。
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