いま、大学院で家庭福祉政策の授業をとっています。簡単にいうと少子化政策ですが、ジェンダー・エクイティの視点から論じている文献を多く読まされています。(嫌々という意味ではないです・・(汗))
皮肉なことに、女性の社会的進出と、出生率は逆進性があるといわれています。しかしながら、真のジェンダー・エクイティの視点から、男性の育児参加が進めば、この逆進性・相克も緩和されるという見解があります。
私は、ジェンダー論と少子化の問題を混ぜるべきではないと思います。どうも、特定のジェンダー観や家族観を推し進めたい団体が、少子化の議論のなかに、このような価値観を忍び込ませようとしているところがあり、冷静な議論から遠ざかっているように感じます。
みなさんご存知のとおり、北欧型の社会民主主義福祉国家を少子化政策のモデルにする方が多いのですが、北欧各国よりもアメリカのほうが、出生率は高いのですよね・・・。社民主義国家をモデルに推すのは、政府が国民に「増税やむなし」という考えを刷り込みたいから、なのではないかと勘ぐりたくもなります。また、アングロサクソン的価値観が嫌いな、アメリカ嫌いの方々は、あるジェンダー一派と親和性があるようにも思えます。このあたり、わたしは、保守でも革新でもないのですが、家族観とイデオロギーのせめぎあいがあるのでしょうか。
どうもイデオロギーの話が入ってくると、脳が思考停止して、強烈な眠気に襲われてしまうわたくしです・・・。みなさんはいかがでしょうか・・・。
●財団法人 家計経済研究所
http://www.kakeiken.or.jp/
●厚生労働省 職業生活と家庭生活の両立のために
http://www.mhlw.go.jp/general/seido/koyou/ryouritu/index.html
●厚生労働省 次世代育成支援対策(全般)
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kodomo/jisedai.html
●内閣府 少子・高齢化対策ホームページ
http://www8.cao.go.jp/kourei/index.html
●国立社会保障・人口問題研究所 少子化情報ホームページ
http://www.ipss.go.jp/syoushika/
●厚生労働省 人口問題審議会報告
「少子化に関連する諸外国の取り組みについて」
http://www1.mhlw.go.jp/houdou/1106/h0628-2_4.html#03
コメントする