『あなたの英語 ビフォー→アフター― ネイティブ講師の赤ペン添削十番勝負』(アルク刊 デビット・バーカー著) を買ってきました。
内容的には、やさしい文法とスピーチです。
日本語であるお題が出され、それを「英語初心者」「中・上級者」「イギリス人ネイティブ」「アメリカ人ネイティブ」 が英語でスピーチするもの。文法がわかれば、まともな文はつくれるのですが、即興スピーチにするところが難しいところ。解説を読んでも、 これまで習った文法ばかりでカチンときます。しかし、これが大事なのです。
中学レベルの英文法があれば、生活語彙の肉付けをするだけで、生活には困らない。でも、それだけじゃない。より細かく、 自分の伝えたいことを表現する。思考の道具として、書を読み、そして、書き、自分の考えを整理したり、 より多くの人々に伝えることができるようになる。
「英語を話せる日本人」をめざし、ここ何回かの指導要領改訂では、かなりの文法軽視、スピーチ重視へ動いてきている。 スピーチの経験を積むことは大事だが、文法の軽視はいただけない。(じっさいには、高い教養レベルを目指す層と、 生活に生かせればよい層にニーズは二極化している。これは、どの教科でも同様に求められていることである。)
しかし、きっと、この本のように、お喋りをしながら、英文法の大切さを実感していくのも、会話(と文法) の学習の方法としては有効なのだろうと思います。(体系的に理解したほうが効率はよいが、意外と忘れやすいものです・・) 最近増えてきたスピーチ教材のひとつとして、みなさん試してみるとよいでしょう。お題の数は少なく、 その解説に多くのページを割いていますので、本の厚さのわりに、はやく読めると思います。
(目次)
はじめに
この本の構成と使い方
★その1:本書のレベル分けと構成について
★その2:本書のお題(task)とその取り組み方について
★その3:本書のサンプルについて
★その4:本書の添削の方針とモデルについて
★その5:本書の付属CDについて
★その6:本書のレベル別の代表者について
Task 1: Self introductions ~お題1:自己紹介~
★レベル1(初級者)
★レベル2(中~上級者)
★レベル3(アメリカ人)
★レベル3(イギリス人)
Task 2: Families ~お題2:家族紹介~
★レベル1(初級者)
★レベル2(中~上級者)
★レベル3(アメリカ人)
★レベル3(イギリス人)
Task 3: My best friend ~お題3:親友のこと~
★レベル1(初級者)
★レベル2(中~上級者)
★レベル3(アメリカ人)
★レベル3(イギリス人)
Task 4: Describing a room ~お題4:部屋の説明~
★レベル1(初級者)
★レベル2(中~上級者)
★レベル3(アメリカ人)
★レベル3(イギリス人)
Task 5: Describing places ~お題5:観光名所~
★レベル1(初級者)
★レベル2(中~上級者)
★レベル3(アメリカ人)
★レベル3(イギリス人)
Task 6: Describing a picture (Shopping mall)
~お題6:絵の説明(ショッピングモール)~
★レベル1(初級者)
★レベル2(中~上級者)
★レベル3(アメリカ人)
★レベル3(イギリス人)
Task 7: Telling a story ~お題7:ストーリーの説明~
★レベル1(初級者)
★レベル2(中~上級者)
★レベル3(アメリカ人)
★レベル3(イギリス人)
Task 8: What’s the difference? ~お題8:間違い探し~
★レベル1(初級者)
★レベル2(中~上級者)
★レベル3(アメリカ人)
★レベル3(イギリス人)
Task 9: Last weekend ~お題9:週末にしたこと~
★レベル1(初級者)
★レベル2(中~上級者)
★レベル3(アメリカ人)
★レベル3(イギリス人)
Task 10: Plans and schedules ~お題10:未来の予定~
★レベル1(初級者)
★レベル2(中~上級者)
★レベル3(アメリカ人)
★レベル3(イギリス人)
Before the task ~お題に挑戦する前に~
After the task ~お題が終わったら~
THANKS
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