『グローバルリーダーの条件』(大前 研一、船川 淳志 著、 PHP研究所 刊)を読みました。
アマゾンから届いてすぐ読み始めて、半日くらいで一気に読み終えました。大前さんと船川さんが対談したものを活字にまとめたものです。対談1回ぶんくらいの内容だと思うので、時間もかからないし、読みやすいです。
書き出しの大前さんが学生時代に旅行ガイドをやっていた話のくだりが、いちばん面白かったかも。将来の約束もされていないときに、夢中になって取り組んでいる姿が思い起こされて、とても好感をもちました。
本書のタイトルでもある「グローバルリーダー」ですが、わが国には、ほんとうに少ない。もちろん、自分なんかはその足下にも及ばないんだけど、やっぱり世界の知に伍していける人間になりたいと、ささやかながらも思い続けています。
対談をまとめたせいか、ひとつのテーマをそれほど掘り下げることもできず、やや話が拡散してしまいますが、現下のキーワードをいろいろ取り上げながら、二人の考えを交えています。
「グローバル化」とか「リーダー」といった言葉が嫌いな方も多そうなので、なんともいえないですが、わたしには面白い本でした。興味のある方はぜひ。
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