最後の奇襲

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 もはや政権交代確実、という状況になって選挙制度と議会制度をひっくり返し、自党に優位にする・・・。うーん、小泉恐るべし・・・。

(1)議員定数を現在の両院合計722から500に削減
(2)選挙制度は都道府県単位の大選挙区制を採用
(3)2019年に移行

 現実的には、一院制にするには憲法改正が必要だから議員定数を減少させるにとどめ、それを理由に選挙制度をいじる。中選挙区制もしくは大選挙区制にすれば、派閥政治の復活。

 ただ派閥政治に戻ることが、悪いことばかりではなくて、このところの米国べったり・経団連べったりというスタンスからは離れるかもしれない。強いリーダーシップを発揮する政治スタイルはとりづらいけど。

 もし中選挙区制になったとしたら、民主党は政権をとれるだろうか。各選挙区に有力な候補を複数立てて、しかも票を食い合わないようにうまく棲み分けるのは難しい。浮動票はとくに・・・。

 そうなった場合の可能性としては、連立政権くらいかー。共産・社民・民主で政権。共産がついてこれるかどうか。無所属議員も増えるだろう。

 あとは・・・。マニフェスト主導型の選挙はしずらい。国民のコミットメントからは離れそうだ。

 ああでも、それでダイナミックに政権交代の可能性のある一院制にするのかー。


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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090117-00000000-maip-pol

衆参両院 「統合1院制」4月までに提言 自民議連

1月17日2時33分配信 毎日新聞

 衆参両院の統合を検討する自民党の「衆参統合1院制議連」(会長・衛藤征士郎元防衛庁長官)は16日、4月までに提言をまとめることを決めた。顧問を務める小泉純一郎元首相は「次期衆院選で自民党の選挙公約にできるよう議論してほしい」と述べ、党のマニフェストに1院制創設を盛り込むよう求めた。

 小泉氏は5日、麻生太郎首相にも同様の提案をしている。次回会合では、衛藤会長が(1)定数500(2)大選挙区制度導入(3)19年1月1日以降の選挙から実施--などを柱とする1院制の原案を示し、本格的な議論を始める。

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・・・と思ったら選挙公約にするのね。選挙区制度は、先に変えちゃった方が有利だけど。

まあ、選挙の争点を不利なものから逸らす、という点ではいいのかもー。


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このページは、Masahiro Ohkuboが2009年1月17日 14:42に書いたブログ記事です。

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