今年に入ってから、一切の取材・ヒアリングを断りまくってしまった。
ものすごい罪悪感に、引きこもってしまった日々・・・。方針を決めていたわけではなくて、気持ちがのらなくて・・。
でも、いま思い返してみれば、仕方ないかも・・・と。日本中の大学院生・研究者・ジャーナリストの数は限りない。そのなかから選り好みして答えるのも気が引ける・・・。どこかで公平になるように線引きをしないと。
どれも結局は見返りのない行為だから、際限なく自分の時間を食ってしまう。はっきりとしたボランティア行為ならいいけど、そういうわけでもない・・・。せめて限界まで調べてから来て欲しい・・・。
わたしは簡単に他人に「わからない」「教えてください」と言えない人間だから、余計にそう思ってしまうんだけど・・。編集者だからといえばそうだけど、著者さん、作家さんにお会いするまえは、できる限りの著作や研究実績に目を通して、周辺の勉強をしています。
死ぬほど悩んで、頭を掻きむしって調べてきたことを、一瞬で教えるほうの身になってあげてください。情報公開の世の中、何でもかんでも教えろと迫ってくることが多い・・・。
うちのNPOなんて、(活動そのものはサボり気味なので)情報だけが「商品力」のNPOです。企業秘密ばかり。簡単に公開することはできないのです。(以前、スタッフをたくさん抱えていたときに、情報の流出をとめられなくなり、たいへんでした。)
今日、ある大学の紀要論文執筆のために、これまでの資料や取材依頼メールを読み返していたら、そんなことをふと思いました。少し心の整理がついたかも。
>今年に入ってから、一切の取材・ヒアリングを断りまくってしまった。
今は罪悪感を持っててもきっとまささんにとって必要なことだったのだと思うよ。
imaさん、ありがとう。
ずっと、モンモンとしていたので、少し気持ちがラクになりました。