なべつぐ先生との思い出
突然、渡辺次男先生のことを思いだして、検索してみた。
もう、先生の参考書や著書は絶版なんですね....。2ch情報では、2004年時点では、まだ生きていらしたとか。いまもご存命なのでしょうか...。もう一度お会いしたかったな...。
浪人してすぐ、先生の参考書「あすなろ数学」に出会って、そのあと先生が渋谷ゼミナールにいらっしゃると聞き、所属の予備校を前期で辞めて、後期から予備校を変えてしまったくらいのファンでした。
なんとか先生に近づけるようにと、一週間に一回質問に行くことを自らに課していました。毎週そのために、たくさん問題を解く...。当然解けないんだけど..。軌跡の問題で質問に行ったとき、「接点をx,yと置く方法と、中点をx,yと置く方法があるんだけどどちらがしりたいかい?」と聞かれ、正直そこまで頭が回らないわたしは、「うーん」と唸っていました。そうしたら、「しっかりしてくれよぉ」と背中をはたかれた。(笑)
つらいつらい浪人生活のなかで、先生の授業、楽しかったし、励みになったな...。先生の参考書には、いろいろな雑談があって、数学者の話、哲学者や文学の話などは、その後のわたしの読書遍歴に影響を与えました。
わたしもあんな素敵な先生になりたかったけど、むりだったな...。でも、まだまだ人生は長いし...。ゆっくりとゆっくりと歩んでいければと思います。
コメント
わたしも。なべつぐ先生の参考書で難しいものを単純に、楽しく教わることができました。雑談の項では受験の不安な気持ちが静まりました。
直接お会いしたことはありませんが、志望校に合格したときはうれしくてお礼の手紙を書き、お守りをご丁寧に頂きました。
先生どうしてらっしゃるのでしょうね。
本も復刻していただきたいものです。
それに、いつか私に子供ができたとき、あなたの本で勉強していたりしたら面白いですね!
投稿者: みにずん | 2007年12月18日 22:48
みにずんさん、コメントありがとうございます。
なべつぐ先生、ほんとうにやさしい方なんです。授業もすごくよかったですよ。いま代ゼミで教えている湯浅先生がとても似たスタイルの教え方をしますが、そのもとになったような・・。
予備校の数学の授業は、板書を写すばかりですが、なべつぐ先生の授業はその場で一緒に解くのです...。高校の先生でもあそこまで演習中心にできる方は少ないのでは・・・と思います。
予備校の講師をしているときに、なべつぐ先生のテキストを引き継いで新しいものにしたいと常々思っていました。何の因果か前職は検定教科書の編集者・・・。フリーのテキスト執筆家として、テキストづくりに挑戦してみようかしらと、いま思い立ちました。
夢を与えてくださってありがとうございます。近いうちに挑戦してみます!
(ちなみに、「みにずん」は、ミニ・シチズンという意味かしら。(^^))
投稿者: まさっち | 2007年12月19日 22:40
夢ができた!かっこいいです。
がんばってー!
楽しく基礎を固めれば絶対成績あがるし応用も利く!
夏休みに3回もといたんだもん。楽しく泣きゃ無理。
投稿者: みに ずん | 2007年12月28日 02:00
すごい!みにずんさん、3回も解いたんですね。それは成績も上がるでしょう。(^^
ちなみにどの本やったのかしら。「あすなろ数学」かな。「解法の原則」もありますよね。
わたしは数学と離れた世界で生きていますが、久しぶりに問題解きたくなってきました。独特の快感がありますよね。
算数や数学の本づくり、がんばります!(^^
投稿者: まさっち | 2007年12月28日 23:48
30年前の浪人時代、予備校にも行かなくなり家にこもって笑うこともなかった私が、唯一学んだのは渡辺先生の『34の原則』という本でした。登場人物の会話形式で、時に爆笑させてくれました。
今日から、7年前に購入した『数学Ⅰ12の原則』を読み始めました。すばらしい本です。
投稿者: たらふく | 2008年1月 4日 00:45
たらふくさん、コメントありがとうございます。
そうそう、むかしの予備校は、学校というには程遠い世界で、誰が来ようが誰が来なくなるまいが関係なくて、ある意味殺伐としていましたね。良い意味でも、悪い意味でも・・。いまは保護者会があったり、全然ちがうみたいです。そもそも浪人生が少なく、現役生向けのビジネスに転換してきました。
わたしも予備校には、1学期は通いましたが2学期は結局いかずに過ごしました。予備校のなかでのうるおいよりも、なべつぐ先生の参考書のなかでの思い出のほうが強いくらいです。
『34の原則』は、わたしが受験生の頃は絶版だったようでしたが、なべつぐ先生を訪ねに行ったときに、本書についてお伺いしたら、家に送ってくださいました。(^^
またこのブログにお越しくださいね。どんな一言でも、とても励みになります。
(話はかわりますが、私がなぜ予備校講師になり、そして辞めたのかについては、何かのおりに日記に書こうかなと思っています。時間と気持ちに余裕があれば・・・)
投稿者: まさっち | 2008年1月 4日 01:48
私は
・なべつぐの「基礎解析 12の原則」・同「代数・幾何 9の原則」・同「数学I 12の原則」
・あすなろ数学「微分・積分」・同「確立・統計」
を解きました。
特に微分・積分は体系化が効果的で休み明けに目に見えて成績が上がった記憶があります。
夏期講習に予備校に行ったことがあります。浪人生の使い古された参考書はなかなか焦らせてもらった覚えがあります。記憶も薄れてますが、秋山仁先生の授業はとても視覚的で、微分・積分の授業で放物線y=x^2を回転させた動画を見せてもらったことが印象的でした。
近年テキストを作るなら、動画がついていたりしたらおもしろいですね。行列計算が日常で使える(といっても圧縮や暗号化だけど)ことも大学に入ってから知ったから、テレビの「でんじろう先生」みたいに、自分のやってる勉強が何かに応用できることが高校生のうちにわかったらなお勉強がたのしいだろうな~と思っちゃいます。
なんか、勝手に話をふくらませてしまいました(>_<)
投稿者: みにずん | 2008年1月 8日 00:38
みにずんさん、コメントありがとうございます。
わたしも、「原則シリーズ」「あすなろシリーズ」とも使いましたよ。(^^ おまけに「解法すいすいシリーズ」も買い揃えました。(参考書マニアだったので・・・。赤チャート、鉄則、大数、解法のテクニック・・すべて揃えました(笑))
微積は解法のスキームがはっきりしているので、体系的に学べばいちばん身に付きやすいかもしれませんね。
そうそう、大学入試レベルでも、一次変換やベクトルを使うと座標平面上の求積や曲線の長さなどは、おそろしく簡潔に解けたりするんですよね。あのあたりの面白さが見えてくると、数学の道具性や有用性に気づくことができそうです。
秋山先生、生で授業を受けることはできなかったのですが、駿台のビデオを買っちゃいました。秋山先生の影響が大きくて、大学の卒論では数学的問題解決や問題解決ストラテジーについて考察したのでした。
またいろいろお話きかせてくださいね。(^^
投稿者: まさっち | 2008年1月 8日 01:11
渋谷ゼミナールで検索してたらこのサイト見つけました。
私も渋谷ゼミナールに通ってました。私は文系でしたが、なべつぐ先生は渋谷ゼミナールで一番有名な先生でしたね。渋谷ゼミナール現在では大手芸能プロダクションのスタジオに変わってるみたいです。すぐ近くにあった酒屋さんはまだあるみたいですね。グーグルのストリートビューで見つけました。懐かしい。
私の渋谷ゼミナール通っていた時はプロボクシング世界チャンピオンの浜田剛史さんが特別講師(?)で一度だけお目に書かれたことがあります。
投稿者: nextdoor | 2008年8月22日 01:20
nextdoorさん
コメントありがとうございます。
渋谷ゼミナール、有名どころの先生もけっこういましたね。永田先生もいたし・・・。
わたしも、浜田さんがいらしたり、変なCMで話題になったころに通っていました。同じくらいの時期かも。
おひまなときにでも、また、こちらのブログにお越しくださいね。(^^
投稿者: まさっち | 2008年8月24日 22:04