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「社会調査の発展が政策立案の質を向上させる」

 さきほど、ミクシィをうろついていたら、学校評価の調査票やシステムをオープンシステム化しているということを知りました。慶応大の金子郁容先生と千葉商大の久保裕也先生。

「具体的には…、SQS(Shared Questionnaire System)というソフトウェアを開発して、その成果をオープンソースで公開・無償配布しています。
http://sqs-xml.sourceforge.jp/
http://sqs.cmr.sfc.keio.ac.jp/2006/07/21/sqs-20060721/
http://mixi.jp/view_community.pl?id=192518

SQSと、自動紙送り装置付きスキャナがあれば、「普通紙マークシート式調査」が実施できます(質問紙調査を手作業で集計する仕事でヘトヘトになっている人たちが、泣いて喜んで使ってくれています。また、全国の学校の先生方には、学内アンケートの実施・授業評価・学校評価などに活用してもらっています)。」(久保先生のミクシィでの投稿より引用)

 リンク先をいろいろ見ていただければわかりますが、学校評価の調査票をオープンソースにすれば、全国で同じものさしで学校を評価できます。簡単に導入できるものなので、学校の内部評価だけでなく、NPOやPTAなど外部からの評価にも使えます。

 同様に、よい病院を選ぶためのモノサシづくり、改善のための調査などにも使えそうですね。これまでは、行政や一部のシンクタンクにしかできなかった調査が、広く一般の手に届く時代になりました。

 そう、デモクラシーの発展、政策立案能力の向上につながります。

『学校評価―情報共有のデザインとツール』 (金子 郁容、ちくま新書) という本にもいろいろ説明が書かれているとのこと。さっそくアマゾンで購入しちゃいました。(^^

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